『スキップとローファー』単行本10巻の感想です。
話数にしますと54話から59話の範囲が該当します。
ネタバレは、あまりに過ぎることには触れませんけど、アニメ2期に触れるかもしれませんので、バレても大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いいたします。
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漫画『スキップとローファー』第10巻
| 作品名 | スキップとローファー |
| 作者 | 高松美咲 |
| 単行本1巻発行日 | 2019年01月23日 |
| ジャンル | 青年、学園、恋愛 |
| 発行社 | 講談社 |
| レーベル | アフタヌーンKC |
| 巻数 | 既刊12巻 |
漫画『スキップとローファー』の単行本第10巻について。
発売日は2024年3月22日。
9巻の発売日が2023年8月23日ですから7ヶ月ぶりになります。
話数にしますと、54話から59話です。各話サブタイトルは54話「ドキドキの海 (4) 」、55話「ドキドキの海 (5) 」、56話「くたくたの帰路」、57話「ほくほくの登校日」、58話「ギラギラの進路」、59話「ギラギラの進路」です。
前半濃密後半薄味
スキロー単行本10巻前半は、内容的に9巻からの続きになっています。
メインキャラクター「岩倉美津未(いわくら・みつみ)」たちは高校2年の夏休み。
みつみのたっての希望もあって、1年生の頃に仲のよくなった男女で、みつみの実家に遊びに行くことになっています。
メンバーはみつみと志摩、結月(ゆづき)、ミカ、誠(まこと)、迎井。
山田は彼女の友枝さんとお祭りなどを過ごすことを優先させ、今回は動画などでつながる遠距離での参加になりました。
大人の引率はみつみの叔母であるナオちゃん。
10巻の前半は、9巻から続いて、この石川旅行のあれこれでした。
後半は元・生徒会長の風上のことと、みつみの1年時の担任である花園先生のこと。ただちょっと個人的に本作にそこまでのことを求めていないと言いますか、そこまで話を広げなくていい気がしてしまいました。
それにしても本作は、登場人物の一人一人の物語も触れられていて、とても丁寧ですね。
そこが本作が人気となっている理由の一つなのかもしれないです。作者さんの作品とキャラへの愛が。
みつみがあのことを明かす
とうとう、みつみが志摩くんとのことを、結月とミカと誠の親友3人に明かしました。Scene (57) ほくほくの登校日で。
彼とのことを親友にさえ言っていないのですから、当然他の人には誰(ナオちゃん含む)にも言っておらず、一人で考えて決めたことでした。
でも、やはり結月たちには言っておいた方がいいと判断したみたいです。
旅行で、女子たちで夜中に、それぞれ好きな人はいるかを明かしていました。
そこでのみつみの反応に、3人が3人とも、みつみは志摩くんのことをどう思っているのか、疑問に思っているコマがありました。
みつみも、そのときの彼女たちの反応を見て、思うところがあったのかもしれませんね。
3人に気を遣わせているから、言った方がいいだろうと。
みつみが親友にさえ言わないでいたことは、個人的に理解できます。
親友とは言え他人ですので、他人に痛みを分け与えることになりかねないですから、そこまでのことをするのは頼りすぎているのかも、と思ってしまうだろうなと思えるので。
しかも、自分でも消化しきれていないことを他人に打ち明けると、事態をさらに混乱させてしまうかもしれません。
事態を混乱させるとは、無責任にもう一回志摩くん話すことなどをけしかけてくるかもしれませんし、結月たちが怒りから志摩くんを嫌ってしまう危険だってあるでしょう、そういうことです。
ただ、結月とミカと誠はそういう人間ではないことも読者はわかるので、今回打ち明けることにしたことはいい判断だなと感じました。
打ち明けたことで、4人の絆がまた一段階強まった感もありますし。
一読者として、知ったときの彼女たちの反応を見たい、というのもありましたが。
特にミカの反応を知りたかったですね。
ミカは、志摩くんのことを恋人になりたい意味で好きになったのは、みつみより先なのですから。
終わったこととは言え、自分よりも先の段階に行けたみつみにどういう反応を示すかは、個人的に以前から知りたいことでした。意地が悪いかもしれませんけど。
それを知ることができて、読者の一人として満足です。
ミカとナオちゃんと迎井
その、ミカの志摩くんへの想いを、実は迎井だけは知っています。
迎井の他は誰も知りません。親友であるみつみも、10巻時点では知りません。もちろん結月も誠も。
彼女はそのことを自分の心のうちだけにずっと留めていました。
でも、ボヤきたいじゃないですか。
私もミカの立場なら誰かにボヤきたいです。
いや、みつみたちに話してもよかったのかもしれません。他に言いふらすような子たちじゃないので。
しかし、志摩くんがみつみと動物園デートしたことを、ミカは知っていますから、みつみには話しづらい。
かと言って、みつみだけを仲間外れにして他の2人に事情を話すのも、みつみに悪い。
たぶん、そういうことがあって、ミカは親友の3人にも話すことができなかったのだと思います。
ミカは真面目ですし、優しいのですよね、根っこの部分は。
そして、それはミカがみつみを友だちだと思っている証拠でもあります。
でも、石川への旅行でようやく人にボヤくことができました。Scene (55) ドキドキの海 (5) で。
ボヤく相手は仲良しのナオちゃん。
上に書いた動物園デートを、ミカとナオちゃんとで尾行したことから、2人は仲良しになっています。
その流れで、ミカの色々な想いをナオちゃんは知っていますから、ミカはナオちゃんには特に素直になれるのですよね。
迎井もその場にはいましたが、彼は事情を知っていますから、ミカは彼を排除することなくそのまま結果をナオちゃんに報告していました。
報告に対するナオちゃんのレスも素晴らしかったですし、ナオちゃんもまた、ミカに元気づけられていたようでした。
いい関係ですね、この2人は。
ミカと迎井は付き合うのか?
と言いますか、ミカと迎井が付き合うなんて未来はあるのでしょうか?
何だかミカの大事な場面で迎井がよく絡んでいるので、ついついこのカップリングを考えてしまいますね。
さすがに安易すぎますか。
合いそうですけどね。

志摩は母をどうするのか
志摩くんは、母との関係が冷めていることが10巻でも描かれていました。Scene (56) くたくたの帰路でのこと。
母親は彼との心の距離を近づけたいようですけど、彼がそれを拒絶している感じでしょうか。
みつみとのことよりも、まず母親とのことを整理する必要がありそうに、個人的には思います。
彼が子役時代のことを今でも引きずっていることは、作中、随所に触れられています。
母親との関係を見直すことで、子役時代のことも動きそうに思えるからです。
作中では、今のところ志摩くんやクリス、梨々華から見た母親の過去や印象しか描かれていないことが気になります。
あの頃、母親はどういうことを考えていたのか、本当のところで子に何を望んでいたのか、彼女の視点で描かれることも、今後はあるのでしょう。
と言いますか、その視点が描かれないとあまりに一方的で、公平に事態を読み取れないように思います。
母親はその後志摩くんへの考え方をどう変えたのか、今はどう思っているのか、何も変化していないのか(変わってきている描写はところどころにあるので変わっていないことはないと思いますが、それを志摩くんが納得できるかは別問題でしょうね)。
お互いに想いをすべて吐き出して、整理できれば、それが関係改善なのか完全な決別なのかわかりませんけど、いずれにしても整理されれば、志摩くんの今後の道筋も見えてきそうですけどどうでしょう。
俳優の道に進むのか、進学するのか、そこが定まるでしょうし、進路が定まればみつみとのことも今よりは見えてくるかもしれません。
本文に書いたことはあくまでも私の個人的な感想です。絶対的な意見ではありません。参考程度に抑えて読んでくださると幸いです。
今回の考察の場面を原作で読んでみたいあなたへ
今回の考察はいかがだったでしょうか?
10巻は物語の動き的には激しい動きはなかったかと思います。ただ、みつみがミカたちに志摩くんとのことを打ち明けたときも、彼女たちの反応は見ものです。
ぜひ皆さんにも見ていただきたいです。※以降のリンクは広告。
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ということで、今回はここまでです。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。


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