『スキップとローファー』にて、メインキャラクター「岩倉美津未」が2年に進級してから、追加されたキャラクターが何人かいます。進級は単行本で7巻辺りですね。
厄介そうな人物が2人いて「八坂千笑璃」と「氏家清彦」です。
今回は2人のうち氏家について書いていきます。
個人的には氏家は男版みつみのように感じています。
が、みつみのように社交的ではないので、違いも多くあります。
氏家がどのような性格か、作中どのようなことを「しでかした」か、みつみとの仲はどうなっているのか、好きな人はいるのか、などの私なりの考えや感想を書いています。
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スキローの氏家
| 作品名 | スキップとローファー |
| 作者 | 高松美咲 |
| ジャンル | 青年、学園、恋愛 |
| 発行社 | 講談社 |
| レーベル | アフタヌーンKC |
当記事では「氏家」について書いていきます。
前情報として、私は単行本派です。つまり『アフタヌーン』の連載を読んでいません。
本文の内容は、厳密には最新ではないので、その点、ご了承なさってください。
氏家清彦についてです。
彼は、本作のメインキャラ「岩倉美津未(いわくら・みつみ)」(以降、みつみと表記)の高校2年時のクラスメイトの一人になります。メタ的に言えばテコ入れの追加キャラ。
名前の読み方は「うじいえ・きよひこ」。
黒髪でストレートな長髪、オシャレとは言いがたいシルバーフレームと思われるメガネ、痩せ型、身長は「Scene50 ギクシャクの登校日」9巻79ページで二人が並んでいる様子から、みつみとほぼ同じです。
また、みつみ曰く「キレーな目」(「Scene50 ギクシャクの登校日」9巻59ページより)をしています。
性格は?
性格は一言で言えば「陰キャ」です。
本作のメインキャラの一人、志摩の2年時のクラスの取り巻きの女の子連中から、陰キャと嘲るように言われていました(「Scene50 ギクシャクの登校日」9巻63ページより)。
社交的ではないどころか、みつみと仲良くなるまでは、友達が一人もいなかったと思われ、見た目がいかにもですし、運動が苦手。陰キャという型をなぞったような人物です。
「く 癖強~~~~」(Scene40「ザクザクの登山」7巻130ページより)と、みつみと八坂が思うくらいにははっきりと物を言います。
八坂は「…氏家くんって意見しっかり持っててすごいねッ」とフォローを入れていました(同巻同ページより)が、もちろんそのまま受け取れない言葉です。氏家は受け取ったでしょうけど。
教室など多人数の中では静かにしていますが、話しかけられたり、意見を求められたときははっきりと言っている感じでしょうか。
仲が良くなってからはみつみに対しては、はっきりと物を言いつつ、その物腰はずいぶんと柔らかくなっている様子。
みつみは志摩のことを人ったらしと言っていました(Scene36「テカテカの2年生」7巻28ページより)が、みつみも大概ですね。志摩が心配してしまうのも無理はない、という。
みつみのことはさておき、氏家はこのような性格です。
苦手な人間に対しては明確に「壁」を作るタイプでもあります(Scene61「ムカムカの地区大会」11巻45ページより)。
でも、あることでみつみと言い合いになり、彼女を泣かせてしまったとき、彼は慌てつつ、ポケットからティッシュを取り出して近くに置いてあげています。
仲良くなってからの言動を見ても、感謝を伝えることもできていますし、素直でいい子です。
男版みつみ?
氏家はみつみと共通点があるキャラクターに見えます。
2人とも地味な見た目で、身長も近く、陰キャ感が強く、でも素直な性格で、運動が苦手です。
後に共に生徒会執行部に所属することになります。
仲良くなってから気が合うように見えることも、2人が似ているからこそな気がします。
と、共通点の多くあるキャラクターです。
しかし、中身はだいぶ異なりますね。
男性と女性の違いはもちろんあります。
例えば性格です。
みつみは一見すると、地味な陰キャですけど実際にはアクティブで、自らに壁を作らず積極的に周りに話しかけ、その裏表のなさから理解者も少なからずいて、しかもその理解者には志摩聡介や村重結月のようなスクールカースト最上位に位置する男女を含み、多くの女子がその座を狙っているであろう志摩の◯人にも、一瞬ですがなりました。
この点は大きな違いでしょう。
おそらく、おそらくですが、氏家は男版・みつみとして、八坂は女版・志摩として、作者さんは登場させています。
どちらも共通点を持つ、と同時に反対とも言えるくらい異なる点も持ち合わせたキャラです。
そういう人物を登場させることで、みつみと志摩のキャラクターを引き立たせる、これは良いところも悪いところも、ですが、そういう目的なのだろうと私は思っています。
正しい認識かはわかりません。
みつみのライバル?
氏家はあるとき、みつみの「ライバル」として立ちはだかります。
生徒会長選挙で、みつみのみ立候補していてすんなりと座を射止めそうだったところに、締め切り直前になり彼も立候補、対抗馬になったのです(Scene45「ザワザワの新生徒会長」より)。
事前に選挙のための準備をしたり、みつみのように1年時から執行部に所属していたり、根回しなどの地盤固めをしていないこともあり、結果、彼が余裕で負けます。
でも彼は本気で選挙に勝つつもりだったようです(同エピソード 8巻114ページより)。
選挙で負けたものの、氏家は2年の前期生徒会執行部の副会長になり、会長であるみつみを補佐することになります。
しかしながらと言いますか当然ながらと言いますか予想通りと言いますか、最初はうまくいきません。
この方が効率がいいと勝手に判断して、周りに知らせることも許可を得ることもなくフォルダ(の配置?並び順?)を変更、執行部の仲間を困らせていました。
誰が作業をしてもわかるようにマニュアルを作っていたのに、勝手に変えられると困るとみつみが言うと、頑なに元に戻そうとします。
みつみは話し合って、よりよくするためにどうするか、彼の意向に沿ってマニュアルを変えるか、フォルダを元に戻すか、別の方法があるかを決めたかったのでしょうけど。
ただ、そのとき、彼はみつみと腹を割って話し合い、お互いの正直な気持ちを吐露し合ったことで、それ以降、壁が取っ払われたかのように2人の距離は近づいていきました。
登校時に彼からみつみに話しかけるところから始まって、みつみに目がキレーと言われた翌日には(顔がよく見えるように?)髪を短く切ってきたり。
最終的には「付き合ってんじゃね? 」と噂が立つほどに近づいています(「Scene50 ギクシャクの登校日」9巻62ページより)。
話し合ったScene45「ザワザワの新生徒会長」は、良エピソードで、個人的にすごく好きです。
みつみを好き?
それでは氏家はみつみのことを、恋人の意味で好きなのでしょうか?
答えはNOです。
岩倉さん……小うるさくてお母さんみたいなので
Scene50「ギクシャクの登校日」(9巻80ページ)より
まァそれで言ったら私は
Scene65「てくてくの修学旅行<3>」(11巻152ページ)より
心から私を気にかけてくれる岩倉さんを愛するべきですが
まったくそんなことはないから恋とは難解なわけです
だそう。
こういうことを面と向かって言える時点で「好き」ではありますね。
でもそれは友人としての「好意」であって、恋人になりたい意味での「好き」ではない、ということを示していると言えるでしょう。
氏家には恋人になりたい意味での好きな女性がいます。
氏家の好きな人は誰か?
それはScene50「ギクシャクの登校日」、単行本で言いますと9巻の75ページで、みつみにその相手を打ち明けています。
誰が好き?
このように、氏家はみつみに好意をもって接していますが、その好きは恋人の意味ではありません。
では誰が好きか。
氏家は◯◯のことが好きです。
生徒会室で、みつみにだけ想いを打ち明けています(Scene50「ギクシャクの登校日」9巻77ページより)。
なので誰を好きかを知りたい方はぜひ単行本9巻をご覧になってください。
そして、◯◯は高確率で、彼が自分のことを好きであろうと認識しています。
しかし、彼女は現状、一人の男と付き合うことはしそうにないので、だからと言ってどうこうはしないでしょう。
彼を、自分の都合のいいときに都合のいいように動かせるよう、近づけすぎず離しすぎずの距離感をコントロールすると思われます。
しかし、そんな道具として男を扱うことを止めさせる役割を、今後は氏家が担っていくのでは、と個人的に期待していますがどうなるでしょうね。
2人が付き合う未来があると私は踏んでいますが。
いえ、根拠は特にありません。願望です。
まとめ
まとめます。
『スキップとローファー』の氏家は典型的な陰キャ。
同じく一見すると陰キャのみつみと似ているが、みつみは明るさと実直さと積極性を持つため反対な部分も多く描かれている。その点で「八坂に対する志摩」の構図と似ている二者。
生徒会長選では2人はライバルになるが、生徒会でお互いの想いを正直に打ち明けてからは、距離が近づいて、彼自身も素直に自分を表現できるようになってきた。
彼はみつみのことを好きだが、人間的な好意であって恋人になりたい意味ではなかった。彼が誰を好きなのかは50話(9巻)で判明する。
というのが、私なりの解釈と感想でした。
記事に書いたことは、あくまでも私個人の意見であり感想です。絶対的な意見ではありませんので、鵜呑みになさらず参考程度におさえていただけると幸いです。
ということで、今回はここまでになります。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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愛すべきキャラクターですね、氏家は。彼がもっと活躍するところを見てみたいですが、あまり前に出てこない今くらいの塩梅でちょうどいい気もします。
彼が主役のスピンオフは可能でしょうか。期待してしまいます。
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