漫画『スキップとローファー』の12巻が2025年8月22日発売されましたので、感想を書いています。
話数に直しますと66話から72話が収録されています。
簡単に言いますと、彼らの2年時の修学旅行と文化祭が収録されている巻になります。
前の11巻でメインキャラクターである「志摩聡介」と「岩倉美津未」の恋模様が、というか志摩くんの想いがはっきりと形になっていました。
修学旅行と、旅行を終えてから文化祭までの間、そして文化祭と時間を経て、2人の恋仲に何か進展があったのか。進展があったとしたらどのくらい進展したのか。何かしたのか、されたのか。というところです。
12巻はどちらかと言うと、志摩くんのことに多くのページを割かれていました。彼の過去に関する詳細が明らかになったこと、親子関係にも進展が見られたこと。
ネタバレについては、あからさまなもの避けていますが緩いバレ要素は含まれますので、バレても大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いいたします。
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漫画『スキップとローファー』
| 作品名 | スキップとローファー |
| 作者 | 高松美咲 |
| ジャンル | 青年、学園、恋愛 |
| 発行社 | 講談社 |
| レーベル | アフタヌーンKC |
| 巻数 | 既刊12巻 |
以上が基本情報です。
Scene66 てくてくの修学旅行<4>
「Scene66 てくてくの修学旅行<4>」について。
志摩と美津未が京都への修学旅行の3日目、最後の夜に、空いた時間に2人で会いました。志摩から誘ってのデート。
そのデートでのことを、仲良し4人組の他のメンバー、「江頭ミカ」と「村重結月」と「久留米誠」に報告、女子会をしていました。
これは修学旅行あるあるですけど、他の部屋への遠征イベントも、もちろんありました。
言えることと言えないことがあり、言いたいけど我慢している美津未。
男性陣は男性陣で、志摩と「迎井司」と「山田建斗」と、もう一人いましたが私自身11巻以来久しぶりに本作を読んでいるので失念しましたが、彼は誰でしたっけ、という人と話していましたね。
迎井は、志摩がデートをしていたこと、志摩から誘っていることを知り、呆れていました。
迎井が彼に呆れた理由、それは2人が別れたときのこと、別れた理由を思えば当然ですね。
別れた理由は、志摩の美津未への好きは、美津未の彼への好きとは「種類」が違っていたこと。
彼の中でその点をどこまで消化できているのか、消化できていないなら、その段階で再び美津未に近づくことは、美津未をまた傷つけるだろう、と迎井は思ったのでしょう。たぶん。
今の志摩の気持ちを、志摩は誰にも(迎井にも)話していないはずですので、迎井にとっては余計に。
また、修学旅行が終わって、家に帰った志摩が、母親にある提案をしていました。
これは文化祭のことで、物語はここから彼の過去のことに進んでいきます。
Scene67 ザラザラの記憶
「Scene67 ザラザラの記憶」について。
修学旅行が終わって、学校は文化祭に向かって本格的に動き始めています。
志摩は演劇部でフランケンシュタインを演じ、美津未は生徒会長として大忙し。
さらに、志摩の過去を彼自らの口で吐露する、という核心部分に迫ります。
これまでの物語でも、彼は子役として俳優業をしていたけど、今は廃業している。辞めた理由は、過去の自分に絡んだ週刊誌報道にあるし、その原因には悪友と母親がある、ということはわかっていました。
が、その詳細がこの67話で語られています。
志摩が自らの過去を語った相手は「西城梨々華(さいじょう・りりか)」と「福永玖里寿(ふくなが・くりす)」の2人。
梨々華も玖里寿も元子役で、志摩とは子役時代から友だちです。梨々華は今ファッションモデル、玖里寿は既に子役を辞めていますが、3人の付き合いは今まで続いています。
志摩は高校の友だちには、子役時代のことをほとんど話していません。過去の出来事が絡んでいるからですね。玖里寿には素の自分を出せるようですが。
しかし、そんな幼馴染とも言える2人にも話せていないことがありました。
それは母親のこと。
どのような内容かは、ぜひ12巻でご確認ください。
Scene68 チカチカの舞台
「Scene68 チカチカの舞台」について。
「タイガ」という、志摩の、子役時代の事務所の先輩がキーパーソンです。
タイガは志摩よりちょっとお兄さんで、彼は中学進学とともに事務所を退所しているようです。芸能界も辞めているのでしょう。
まだ子役をしていた頃の志摩が、偶然に彼と再会し、彼が遊びに誘ったことから、志摩の道が逸れていったようです。
志摩はその頃、子役の仕事が減っていたようで、その原因が自分だけではないことを知り、一人で悩みを抱えて苦しんでいました。
その間隙を突くようにタイガが現れたことで、ついそちらに足を……ということです。
そこから行動がエスカレートしていき、以前も話題に上っていた、週刊誌の飲酒報道へとつながっていきます。
志摩だけでなく、梨々華もその場にいたため、彼女の芸能活動にも大きな影響を及ぼしてしまいました。
志摩たちが飲酒をしていたかどうか。
タイガが純粋な悪かどうか。
これは本編でお確かめください。
志摩の母は、息子の俳優業を、熱心すぎるほど熱心に推し進めていました。
見るからに彼女は期待は度が過ぎているのですが、本人は心が囚われているため冷静に自分の言動を見ることができていません。
そんな母を、志摩は裏切ることになりました。
結果どうなったか、は11話までの彼の、母親への言動を見れば、ある程度わかりますね。
ただ、そういった過去を乗り越えて今があります。
眩しささえ覚える、美津未のいる場所に自分もたどり着きたいと、彼は演劇に夢中になっています。
Scene69 ふらふらの家族旅行
「Scene69 ふらふらの家族旅行」について。
文化祭が近づいてきました。
美津未の実家から連絡が来て、家族で上京し、文化祭を見学すると言うのです。
父と母、美津未の妹「岩倉真春(いわくら・まはる)」、末の弟「桔平(きっぺい)」、そしてお祖母ちゃんが。
文化祭の前日に上京した岩倉家の面々。
せっかくなので東京見物となりました。
お祖母ちゃんとお父さんと桔平は河童橋、お母さんと真春は原宿。
その後、学校帰りの美津未が合流して、という流れ。
真春にちょっとしたアクシデントはありつつ、楽しんだ様子。
そうして、いよいよ文化祭が始まりました。
Scene70 わたわたの文化祭<1>
「Scene70 わたわたの文化祭<1>」について。
文化祭の初日に関してです。
岩倉家が娘の晴れ姿を見に来たことがメインです。
ミカにある動きがあったことが、個人的には70話で一番大きな出来事でした。
どうなるのでしょうね。
志摩と美津未の関係に関しては今回は特に何もなく。それぞれ忙しいので。
志摩は学校では特に動きはなかったですが、帰宅後に動きがありました。が、それは71話に続きます。
Scene71 わたわたの文化祭<2>
「Scene71 わたわたの文化祭<2>」について。
志摩が帰宅したところに、父から話があると言われます。
再婚相手なので、両者は血が通っていませんので、距離感は少なからずあります。
父から何を言われたかは、本編でご確認を。
そして翌日、文化祭の2日目を迎えました。
この日は志摩の両親と、志摩の弟「慧理(けいり)」が来校。
ここで志摩の母親の、息子である聡介の過去の話に戻ります。
表向き、タイガが志摩を良からぬ道へとそそのかしたことになっていますし、それは事実ではあります。
しかし、さらに、彼がタイガの誘惑に乗る原因があったはずだ、ということに話は向かいます。
そもそもの原因とは何か。それは本編を読んでください。
今までの物語の流れから、原因は明らかですけれども。
結果として、志摩は母親へ心の扉を閉ざすことになり、今に通じていきます。
このときから、1話から見てとれた、「皆の求める志摩聡介になる」ことにも変化したのでしょう。
Scene72 わたわたの文化祭<3>
「Scene72 わたわたの文化祭<3>」について。
ただ、それも今や過去のものになりつつあります。
母親も自分の過去を悔いているのは明らかですし、何より志摩自身が変わろうとしているからです。
先述した報道以降、芝居から遠ざかっていた彼が高校で演劇部に入部したことも、今回フランケンシュタインを演じることも、彼が自らの殻を破ろうと悪戦苦闘をしている証のはずです。
2日目は梨々華と玖里寿も来場。
生徒会で忙しい美津未も演劇部へ行き、志摩の芝居を観ることに。
演目が終わり、志摩は家族のところへ。
母からも言葉をかけられ、氷は少しずつ融解していくのでしょう。
兼近先輩は演劇部の面々とハイタッチを、志摩にはハグをしています。
その様子を少し離れたところから見ていた美津未。
志摩が彼女の存在に気がつくと、近寄っていきます。
ハイタッチをするところを見ていた美津未は、彼がハイタッチをしてくるものと思い、自分から両手を彼に差し出します。
が、志摩は……!!
というところで12巻は終わりました。
う~ん、美津未のその後の反応が気になる!!
志摩の表情も見たい!!
ですけど13巻まで我慢です。待ち遠しい。
まとめ
まとめます。
『スキップとローファー』12巻は、これまでボンヤリと描かれてきた志摩の過去の出来事の詳細が明らかになった。
修学旅行から文化祭へと、イベントごとが続き、文化祭では志摩の両親も来て、少しずつだが距離が縮まりつつ、関係が改善しつつあることを感じさせた。
演劇部の演目が終わったところで、志摩が美津未にしたことは、学校、文化祭、人前、ということもっって今後に大きな波紋を呼びそう。
というのが、12巻のおおまかな内容でした。
感想
感想としては、今巻はここから先で大きくジャンプをするために、今は足をかがめて力を溜めている巻、という印象を持ちました。
志摩が過去のトラウマを乗り越えることは、彼が美津未との関係を進めるためは大切なことですし、そのためにはトラウマの詳細を描くことは物語上、必要なこともありでしたので。
美津未の純粋さを思うと、自分には彼女の隣りにいる資格がない、と彼は思っているようで、今からでも自分と真摯に向き合って、全て清算できなくても、少しでも彼女に見合う人間になれるよう、今は演劇を頑張っている、というのが今の彼ですね。
資格とか釣り合うとか、そんなこと考える必要はないと思うのですけどね。
彼が完璧超人だった頃から、美津未は好きになっているのですし、ダメダメになってから今もずっと、彼女は変わらず接しているのですから、志摩が思っているより彼女は志摩のことをしっかり見ていると思えます。
だから彼は彼女をもっと信頼していいと思いますし、(相手への敬意を持ちつつ)もっとさらけ出しても問題ないでしょう。
結局は志摩が美津未のことを信じていないから、資格とか何とかと言っているのだろう、と私には思えるのですよね。
本文に書いたことはあくまでも私個人の感想です。絶対的に正しいことではありませんので、鵜呑みになさらず参考程度に抑えてご覧になってください。
今回の感想の場面を原作で読んでみたいあなたへ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
気になった方はぜひ単行本12巻を読んでみてください。
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ハイタッチなんかでは想いを伝えられなかったのでしょうね。志摩くんは。
志摩くんだから許される行動な気もします。私がやったら大問題。
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ということで、今回はここまでです。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!




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