漫画『ひらやすみ』の「小林なつみ」と「大類シンイチロウ」の2人は「つき合う」のでしょうか。
そもそもの話、なつみは大類を好きなのか、大類はなつみを好きなのか。
それを調べて、私なりに考察しました。
ネタバレは緩いバレ要素はありますので、バレても大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いいたします。
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『ひらやすみ』のなつみ
| 作品名 | ひらやすみ |
| 作者 | 真造圭伍 |
| 単行本1巻初版発行日 | 2021年9月15日 |
| ジャンル | 日常系、恋愛、ヒューマンドラマ |
| 発行社 | 小学館 |
| レーベル | ビッグコミックス |
| 巻数 | 既刊9巻(2026年1月時点) |
『ひらやすみ』は真造圭伍さんによる日常系漫画です。
「小林なつみ」は、本作の主人公「生田ヒロト」の従姉妹です。
山形県出身の、初登場時18歳。作中19歳になりました。
高校からストレートで東京の美術大学に合格したことをきっかけに上京し、ヒロトの住む平屋に居候しています。
現在は大学に通いながらプロの漫画家を目指していますが、思うような成果が出ずに行き詰まっており、6巻終盤辺りから漫画から離れ、あえてムダなことをしているところです。
大類シンイチロウ
64&65日目「どきどき!?な夏旅」(8巻)から、新キャラクターが登場しています。
それが冒頭にご紹介しました「大類シンイチロウ」です。
上に貼りました8巻の表紙絵の中央やや左の奥にいる、日傘を差した単発でメガネの男の子が大類。
彼は、なつみたちと同じ芸大の絵画科に通う21歳。
初登場時、絵画科2年生です。
なつみの親友「横山あかり」と付き合っている「山田センキチ」の、高校時代からの親友とのこと。
なつみたち同級生にも敬語を使い、融通の利かない・生真面目な性格、これらは高松美咲先生の漫画『スキップとローファー』に登場する「氏家」を彷彿とさせる人物です。
メガネキャラという意味でも同じ。
「ちょっぴり空気の読めない」人でもあります。8巻8ページ。
それは山田から見ると「こだわりが強い」人となり、彼曰く「(なつみは)似たモノ同士」だそう。8巻11ページ。
白米、カレーが好き。甘いものが苦手。
虫歯になりたくないから歯磨きを念入りにする。
昔は合唱部。
そんな人です。
なつみは大類のことを好き?
なつみは大類のことを好きか好きじゃないか。
これから書くことはあくまでも私の考えです。
公式にそういうことを言っているものでも、今後そのように描かれると言っているものでもありません。ご注意ください。
好きなのだと思います。
例えば、大学の講義の場にゴキブリが出て、騒ぎになっているところ、大類がビニール越しに手でゴキを捕まえて屋外に離した場面。以下。
え? 何 この胸の高鳴り…
70日目「2学期」8巻126~127ページより
イヤイヤイヤ! 違うから!
ゴキのせいだから!!
ぜったい恋とかじゃないから!!
まぁ意識していますし、好きですよね、これ。
「吊り橋効果」かもしれません。
そして、同学年の「中島レイナ」や、アルバイト先のおっちゃん(店主?)から大類のことで気を遣われていることで、意識してしまっている感も否定しきれないものの。
しかし、吊り橋効果の高揚感から、本当の好きに発展する可能性も大いにあるでしょう。
大類はなつみを好きか?
逆に大類はなつみのことを好きかどうか。
当初は意識していなかったみたいですけど、同学年の5人で行った自動車旅行を通じて、好意に発展している感じはあります。
旅行の帰り道、大類が自動車を運転していて、助手席にはなつみが座り、なつみがつい寝てしまったときに、彼女の横顔をちらっと見たとき、彼は頬を赤らめていました。
その前夜に彼女からもらった松ぼっくりをポケットから取り出し、握りしめながら。65日目「どきどき!?な夏旅」(8巻38ページ)。
73日目「来訪」では、なつみのアルバイト先の中華料理屋に偶然、客として入っていった大類。
上に書きました「おっちゃん(店主?)」から早めにバイトをあがっていいと(大類にも帰るように)言われ、2人で街を歩いていたとき、映画を一人で観て帰ると言ったなつみに、自分もその映画が観たいから、とそれに同行しています。
これも、少なくともどちらか一人が相手を意識をしていなかったら、そこまでの展開にはならないと思います。
松ぼっくりの件と合わせると、大類は彼女を意識していそうには見えます。
価値観の違い
先ほど、2人で映画を観た、と書きました。
その映画で、2人の価値観の違いが明らかになっています。
なつみは「くっそつまらん!!」と感じた一方、大類は涙を流し「すごい、いい映画でしたね…」と感想を漏らすほど良いものに感じられたようです。
そこで、どういう訳か、なつみは情緒を見出して、喧嘩別れのような状態になってしまいました。
価値観が合わないと感じ取った2人、気まずい雰囲気のまま映画館を後にし、どちらも無言のまま街を駅の方向へ歩いていきます。
そして駅に着き、別れようとしたときに、大類は、なつみは映画のどこが良くないと思ったのかを議論をしないか、と提案します。
彼なりに、別れを惜しんで勇気を振り絞ったものと想像されます。
が、なつみはそれを断って、帰ってしまいました。
なんなん?
74日目「ヒロト、なつみの屋根登り」8巻193ページより
大類 全然しゃべってくれなかったじゃんっ。
何だか人任せでモヤモヤする発言です。コミュニケーションはどちらもが歩み寄るものと思いますから。
しかし、その後の彼女の言葉と行動から見て、後悔しているみたいですから、いきなり訪れた「初デート」に心に余裕がなかったのだろうと思われます。
悪いこと?
でもどうなのでしょう、価値観が全く同じ人なんていませんよね。
映画の受け取り方が異なるからって、全ての価値観が相容れない訳ではないでしょう。
実際に2人は、旅行では夜、あかりたちがテレビを観たがっていた中、2人して満月を見に行くことを選んでいました。
帰りの自動車の中では、一緒に夕焼けを綺麗と感じてもいました。
映画に関しては価値観が異なっていたとしても、他のことでは価値観が合っています。
また、「てか歯磨き長えよ!!」とか「大類 初めていいこと言ったな」(いずれも64日目「どきどき!?な夏旅」より)とか、初対面の人、それも異性を相手に悪態をつけるなんて、そうそうできることではないでしょう。
むしろ相性がいいですよ、この2人は。
でも、なつみは今まで恋人と付き合った経験がありません。
不慣れなことばかりで、困惑しているのかもしれないですね。
漫画のため
なつみは、その映画を大類と一緒に観たことは、漫画制作のためでした。
恋愛をテーマにした漫画を作ることになっていて、その資料にすべく、大類を仮想・彼氏として体験したかったのだと思われます。
一方、大類は純粋にその映画を楽しむために、あるいはなつみと楽しむために、映画を観ていたはずです。
つまりそもそも映画を観るための目的が異なっていました。
なつみが、漫画のためじゃなく、純粋に大類と一緒に映画を観たい、と思って観たときに、その映画はどのように感じられるか。
それはまた別なのではないか、とも感じます。
なので、彼女が(大類もですけど)結論を出すのは早すぎる気はします。
意地悪な見方をすれば、漫画制作のために彼を利用した、とも受け取れます。事前に何も説明しませんでしたから。
事情を何も知らない彼に、なつみは「しゃべってくれなかったじゃん」などと意見を言う権利なんてあるのか、とは思います。
失恋
76日目「山田と大類」にて、大類の気持ちが明確になりました。
大類が大学にしばらく来ていないことを心配した山田が、彼の家(実家)に行くと、彼は金髪になっていました。ピアスまで開けていて。
そして、しばらく話したりゲームをしたりご飯を食べたりして過ごした後、彼は山田に次のように言いました。
この前好きな人と映画観て、フラれたわ…
76日目「山だと大類」9巻32ページより
少なくとも、この段階で大類はなつみにフラれたと思っているようですが……?
さすがにそんな単純に終わらないでしょう。
その後のなつみの気持ちはまだわからないですから。
まとめ
まとめます。
なつみは大類シンイチロウを、好きになっているけど、不慣れなことばかりで困惑している。
大類も、なつみに好意を寄せている可能性が高いし、歩み寄ろうとしている。
しかし9巻の時点で、少なくとも大類はフラれたと思っている。
そのように私には読めます。
記事に書いたことは、あくまでも私個人の意見であり感想です。絶対的なものではありませんので鵜呑みになさらず参考程度に抑えてご覧になってください。
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9巻を読んだかぎり、大類くんは失恋したと思っているようですけどね。まだまだ二転三転しそうな二人の関係です。
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ということで、今回はここまでになります。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました!



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