『ひらやすみ』ヒロトは俳優に復帰するの?

ひらやすみ
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漫画『ひらやすみ』の主人公「生田ヒロト」は元・俳優で現在はフリーターです。
記事作成現在、単行本の6巻から、俳優に復帰する可能性がたびたび示唆されています。
ヒロトは俳優業を再開させるか否か、私なりの考察を書いています。

ネタバレは緩いバレはあります。バレても大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いいたします。

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ヒロト

作品名ひらやすみ
作者真造圭伍
単行本1巻初版発行日2021年9月15日
ジャンル日常系、恋愛、ヒューマンドラマ
発行社小学館
レーベルビッグコミックス
巻数既刊9巻(2026年1月時点)

『ひらやすみ』は真造圭伍さんによる日常系漫画です。

「生田ヒロト」は本作の主人公です。
東京は阿佐ヶ谷の在住。
初登場時29歳、作中に三十代になりました。
かつては俳優をしていたのですが、今は辞めています。
現在は釣り堀などで働くフリーターです。
友だちの多そうな彼ですが、とりわけお年寄りから人気があるようで、そのうちの一人「和田はなえ」から、彼女の死後に古い平屋の一軒家を譲り受けました。
1話からは従姉妹の「小林なつみ」と、平屋で二人暮らしをしています。

俳優に復帰するか否か?(私見)

ヒロトは俳優に復帰するのか、復帰しないのか、について。

これはあくまでも私の意見、意見というより予想です。
公式にそうだと言っているものではありませんのでご注意ください。

私は、彼は最終的に「復帰する道を選ぶ」と思っています。

根拠は特にありません。
私の予想というか願望でしかないです。
そう考える理由を後述しています。

現状は厳しい

しかし、記事作成現在最新巻である8巻までを読んだかぎりでは、復帰の可能性はなさそうに見えます。

理由は8巻に「あるナレーション」が書かれているからです。
地元・阿佐ヶ谷のお祭りで、盆踊り会場で炭坑節が始まったときのこと。
従姉妹の「なつみ」は自身の漫画制作の糧にしようと、恥ずかしさを乗り越えて踊りに参加しました。
体験しないとわからないことがあるのでしょう。

ヒロトはなっちゃんから荷物を預かったこともあり、参加せず彼女の踊りを「あかり」と一緒に眺めています。そのとき。

「自分にはもうその感覚はないな」と気づいたのでした。

69日目「8月31日」8巻113ページより

漫画のために何でもしてみる。
他人との競争にも自ら飛び込む、負けるかもしれない勝負に挑む。
そういうなつみの人生を賭けたトライを、彼は自分にはできないと感じたようでした。

この瞬間に俳優復帰の道を諦めた、というより自分の諦観を再確認したのでしょう。

やっぱり俳優はやらないって決めました。

71日目「くるみいなり」8巻148ページより

小説家の「石川リョウ」と知り合いになって、俳優業復帰の誘いを受けたヒロトでしたが、引用部のように発言しています。

あくまでも8巻時点では、ですけど、俳優への復帰は諦めた様子です。

先ほど書いた、本作をモラトリアムを抜け出し大人になることを描くとしたら、俳優になる夢を諦めて現実的に働くことを選択する物語になる可能性も大いにあるかな、とも感じますし。

もらった平屋モラトリアム

本作単行本1巻の帯に「もらった平屋モラトリアム」というキャッチコピーあります。
このキャッチは本作を読み解く上で重要なカギになっていそうです。特に「モラトリアム」が。

モラトリアムとは、この場合、大人になることを先延ばしにしている、みたいな意味でいいと思います。

今の彼の生活がモラトリアムな状態であるとすれば、何をしてそれを脱したと判断できるでしょうか?
俳優を諦めること? それともフリーターを辞めて正社員として会社に就職すること?
どちらもあり得そうです。

と考えると、ますますヒロトの俳優への復帰は可能性が低くあるいは無く読めてきます。

2人の存在

上記のように8巻で復帰はないとヒロト本人から宣言されました。
しかし個人的には、まだ彼の俳優への復帰の可能性はあるのでは、と考えています。

ヒロトの俳優復帰の可能性があるとすれば、その鍵を握っていそうな人物が2人いそうです。

1人目は「立花よもぎ」です。

彼女は既に「私は俳優、続けたほうがいいと思います!」と、彼に面と向かって言っています。59日目「阿佐谷七夕祭りの変 中編」7巻110ページより。

ヒロトはよもぎのことを好きです。告白もしています。
彼女の言葉なら動く可能性があるように思います。
ただ単純に、好きな人に俳優を続けた方がいいと言われたから復帰します、とはならないでしょう。
そんな単純な理由で俳優を辞めたようには思えないですから。

2人目は「なつみ」です。
同居している「いとこ」ですね。

彼女は美大に通いながらプロの漫画家を目指しています。
しかし、なかなか担当編集者に認めてもらえず、行き詰まってしまいました。
6巻から漫画から離れて、人生経験を積むべく、あれこれと手を出しており、8巻から再び描きだしそうです。

彼女の目標の実現に向けて突き進む姿を見て、8巻では自分には(俳優復帰に関しては)もうその情熱はないと悟りました。
その点についても今後二転三転するのではないか、と個人的には思っているものの、現状は厳しいですね。

どうして俳優を辞めた?

では、そもそもヒロトはどうして俳優を辞めたのでしょうか。

タイプの女優を前にNGを連発しちゃって、
こりゃ向いてないなって…ハハハ

11日目「夢追う二人」2巻54ページより

引用部は、釣り堀のお客さんがヒロトにどうして俳優を辞めたのかと聞いたときの答えです。
これはこれで事実なのでしょう。
しかし、本当の理由ではないようです。

売れなかったら負けって世界だから、
辞めたんだぁ。
オレには…あの世界は…あってなかったん……だ…

16日目「タコ焼きとケーキ」2巻130ページより

はなえばーさんが存命時、彼女と一緒にお酒を飲みながら自身の出演映画を鑑賞した後、酔っ払って床に伏せながら、ついつい本音を言ってしまったと思われるのが引用部。

勝ち負けの世界がヒロトの性にどうしても合わなかったのでしょう。
それは負けることが怖い、負けることから逃げていると受け取れるかもしれません。
しかし同時に、勝つことも好きではなかったのではないかとも感じ取れます。
自分が勝つということは、誰かが負けたのですから。
誰の負けも見たくなかったのかもしれません。

みんな違ってみんなよかったよ!

22日目「まさかの恋!? な芸術祭 後編」3巻97ページより

こういう考えが彼のベースにあるのでしょう。
人それぞれに良さがあるのに、どうして比べて、勝ち負けを決めなければいけないのだろうかと。

みんなちがってみんないい

私がヒロトは最終的に俳優に復帰すると考えている理由は、この「金子みすゞ」の「みんなちがってみんないい」的な彼の考え方にあります。

でも、これからは楽しいだけじゃなくなるよーー
売れたら勝ち それ以外は負けって世界だからね

18日目「満月と栗ごはん」3巻12ページより

引用は芸能事務所で担当マネージャーから言われた言葉です。

確かにそのとおりだったのでしょう。
そういう世界だと痛感したからこそ、彼は一度俳優を辞めたのだと思います。

しかし、売れるために芝居をするのではなく、ただ楽しいから、「みんなちがってみんないい」的な考え方で俳優をしている人も、俳優の中にはいるかもしれません。
売上や知名度だけで勝負をしない生き方も俳優の世界にはあるのだとすれば、ヒロトはそこに飛び込めるのではないかと、私は思っています。

それこそ6巻以降で、高校時代からの友だち「野口ヒデキ」と自主制作で映画を撮りましたよね。
他の仕事をしながら、自主制作映画や小劇場で芝居をする、ローカルなテレビ局の小規模なドラマに出演する、みたいな生き方はできないのでしょうか。
全国で流れるような規模の大きな映画に出ること、朝ドラなどキー局のテレビドラマに出ることだけが俳優の仕事ではないように思うので。

無論、自主制作や小劇場に勝ち負けがない訳ではないでしょう。
多くの方が誰にも負けたくないと日々、切磋琢磨していらっしゃるはずです。

でも本当に皆が皆、勝ち負けだけで俳優をしているのだろうか、という疑問がありますし、勝ち負けだけしかない世界としても、勝ち負けではない&売れるだけがプロじゃない俳優の生き様を、ヒロトが切り開いていけばいいのに、と思っています。
願望です。

私はお芝居の世界をまるで知らないので、間違ったことを書いているかも知れません。

まとめ

まとめます。

主人公の生田ヒロトは俳優を辞めたけど、いずれ復帰の道を選ぶと私は考えている。
現状、本人は諦めているようで、俳優への復帰の可能性は無いに等しいレベル。
映画やテレビドラマなど大きな舞台ある必要はなく、勝ち負けではないところにも芝居の道はあるのではないか、と私は考えている。

というのが私の考えです。

異なる考え方の読者もたくさんいらっしゃることと思います。
あくまでも現時点での私個人の意見です。ご了承ください。

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例えば、ヒロトが役者を辞めたことを吐露したエピソードは単行本2巻に収録されています。ぜひご覧になってください。
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ということで、今回はここまでになります。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!

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