『スキップとローファー』5巻の感想です。
24, 25, 26, 27, 28, 29話が収録されています。
ネタバレは露骨なことは書いていません。しかし、アニメ2期の範囲内と思われますので、バレが大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いいたします。
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漫画『スキップとローファー』第5巻
| 作品名 | スキップとローファー |
| 作者 | 高松美咲 |
| 単行本1巻発行日 | 2019年01月23日 |
| ジャンル | 青年、学園、恋愛 |
| 発行社 | 講談社 |
| レーベル | アフタヌーンKC |
| 巻数 | 既刊12巻 |
スキロー第5巻について。
発売日は2021年3月23日です。
4巻の発売日が2020年8月21日でしたから、5巻発刊までは8ヶ月の間隔があります。
収録されている話数は24巻から29巻までになります。具体的には24巻「モジモジの思春期」、25巻「ぐるぐるの初恋?」、26巻「ズキズキの女の子<1>」、27巻「ズキズキの女の子<2>」、28巻「シャンシャンのクリスマス」、29巻「しんしんの年末年始」です。
みつみが初恋?
とうとう「美津未」(以下、「みつみ」表記)が自覚をします。
何を? 初恋を、です。
誰に初恋をしたか、これは言わずともわかりますよね。
そのきっかけはふとしたことです。
劇的な何かがあった訳ではありません。
「そ そうか」「す 好きなのか…」(29~30ページ)
ですからね、みつみも。
自分の内からふと出た言葉から自覚してしまうという。
私も気づいたら好きになっていたことばかりですので、恋とは得てしてそのようなものだろうと思います。
いずれにしてもこの「恋を自覚する」ことはとても大きな変化です。
勉学と並行できるのか、生徒会もありますし、T大学法学部に入る、官僚になる、そして地元を含めた全国の過疎の問題に携わる、そういう大きな目標もあります。
おそらく彼女にとっては、初恋と思われますから、自分の中で今後どういう変化が起きるか、彼女自身わからないですよね。
リアルな話、色恋で勉強が疎かになっていく人は少なからずいるでしょうし。
進学校なら、その辺のセルフコントロールもできるのでしょうか。
いや、進学校だからこそ恋愛の験値は高くないかも知れず、そういう人が恋を知ったら、彼氏彼女ができたらどうなるか、制御を失いがちかもしれません。
まぁ結局は「人による」のでしょうけど。
みつみはどうなるのでしょう、という。
私は記事作成現在、現状の最新巻である12巻まで読んでいるので、その後の展開もわかっているのですが。
原作未読でアニメ2期を待機している人にとっては、今後みつみがどうなっていくかは、大きな見どころになりそうです。
誠が!
まさかこのタイミングで「誠」の恋模様が描かれるとは予想だにしませんでした。
みつみの親友たちの恋は、本編と並行して、何となくわかるくらいには描かれると思っていたのです。
巻末や表紙の4コマ漫画で、とか。
しかしそうではなく、しっかりと2話分を使って彼女の恋は描かれています。
それだけでも個人的には驚きだったのに、最初に描かれたのが結月でもミカでもなく誠だったという。
これは驚き以上に衝撃的ですらあります。
誠は、みつみたち親友グループの中でも陰キャ感の強い、もっと言えばオタク感強めの文学少女です。
文芸部に所属しているメガネっ子。
文芸部のメガネっ子と言いましても、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース(宇宙人)ではありませんで、普通の人間です。たぶん。
仲良しグループの彼らが、まだ仲良しにはなりきれていない物語序盤、男子メンバーを含めて映画を観に行った際、誠は結月に対して露骨に「壁」を作っていました。
それは誠が陰、結月が陽のキャラであることに、誠が引け目を感じていたことが原因でした。
結月はハイスペックな女の子で、恋愛の話題の多い人、中学の時点で付き合ったこともあります。
また、仲良しグループで言いますと、ミカも誠より色恋に近いところにいる女の子でしょう。ファッションや化粧、ダイエットなど日頃から自分磨きに勤しんでいるので。
一方で誠は、上に書いたような典型的な陰キャです。
そんな彼女が、一見恋のチャンスが多そうな結月やミカを差し置いて、その恋模様が描かれる。このことに私は驚きました。
恋はどうなった?
誠の恋の相手は、同じ文芸部の1学年上の先輩です。
先輩にとっては、部の後輩と2人で出かけただけだったのかもしれません。
しかし誠にとっては好きな異性との初めてのお出かけです。これはもうれっきとしたデートでしょう。
先輩との恋、その結果はどう判断すればいいのか。
明確な失恋ということでもないように私には読めますけど。
男性に、恋に、デートに、おめかしに、慣れていない誠の「心」が保たなかったようでした。
でも先輩から何か決定的な言葉を投げかけられた訳ではありません。
可能性はまだまだ残っていそうに思えるのですが、誠は今後どうするのか、楽しみに待ちたいです。
先輩の発言が
誠の心の保たなかった、大きなきっかけの一つは先輩のセリフでした。
結月のことを「あーあのキレーなコかぁ」(94ページ)を言ったのですね。
確かに彼はデリカシーに欠けていたとは思います。
ただ、先輩からすれば、誠と出かけたことをデートとは捉えていなかったでしょうし、誠が恋の相手でもない以上、そういう感想は出てきても仕方ないのではないかと思います。
誠も、それはわかっているのですが、わかっていたとしても、そう言われることで相手がどう思うかというところまで彼は考えていない、自分が恋愛の対象に見られていない可能性を強く感じてしまったようです。
個人的にはこの一度のデートだけで白黒をつける必要は全然ないのになぁと思います。
デートである必要はなく、部活でも下校でもいいので、2人で過ごす時間を増やしていけばいいのでは、と。
結月も言っていますけど、先輩は2人で外出すること自体を嫌がっていないのですから。
そのうち先輩も誠のことを恋愛対象として見るようになるかもしれません。
事実、デートの翌日の先輩の反応を見るに、誠を恋愛対象として見る可能性がない訳ではなさそうですし(114ページ)。
そういうところを含めて、誠はまだ恋愛経験が足りていないのでしょうね。
性格の問題かもしれませんが。
親友の反応
そして、誠のデートの結果を、何となく察した結月が見せた行動がまたいいです。
性格よすぎますよ、結月は。
結月はこのとき、どういう行動をとったか、この辺もぜひ5巻を読んで確認してみてください。
さらに、みつみもいいですね。
誠のデートは結月と2人だけの秘密でした。
みつみにもミカにも内緒。
ミカはそれに気づいていて、みつみに2人が自分たちに隠し事をしていると言っていました。
ミカの言葉への返事もとてもよかったです。
みつみは2人のことを信じきっているのですよね。
みつみの返事を聞いたミカも言っていますけど、とにかくみつみは自己肯定感が強いです。
私は間違いなくミカと同じく、いや、それ以上に隠し事をしている2人を疑ってしまいますね。
自分に自信がないからでしょう。
逆を言えば、自分に自信があるのですよね、みつみは。
彼女の自己肯定感の強さは、そのまま彼女の強さにつながっているとも言うことができそうです。
志摩くんもミカも皆、彼女のそういう強さに惹かれているのだと、よくわかるエピソードでもありました。
ナオちゃんの過去
また、5巻ではナオちゃんの過去について触れられています。
本作始まって以来初でしょうか、ナオちゃんがまだ男性の格好をしているのは。
いや、動物園デートの尾行でもしていましたか。
あのときのことをカウントに含めるなら2回目です。
でもあのときは正体がバレないようにと男装をした回です。
そうではなく、まだ女性として活動をしていない頃のナオちゃんの普段着姿、という意味ではやはり初めて描かれている回ですね。
ナオちゃんの過去に何があったかについては、以前当サイトで記事にしています。
上にリンクを貼った記事がそれ。
特にアニメ2期の内容を知らない方にはネタバレ要素も含まれます。避けたい方はスルーしてください。
アニメ2期のバレが大丈夫な方のみリンク先の記事をあわせてご覧になってください。
スキロー5巻の感想は以上になります。
今回の考察の場面を原作で読んでみたいあなたへ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
5巻は動きのある巻ですので、デートの回などぜひ読んで確かめていただきたいです。
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みつみが自分の想いに気づくシーンも、今後の展開を決定づけるものですから物語的に重要ですよね。
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ということで、今回はここまで。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。



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