三島芳治さんによる漫画『児玉まりあ文学集成』の児玉さんの正体は何なのでしょう。
と言いますのも、たまに全く異なるビジュアルのときがあるからです。
どちらが本物なのか。またどうして姿が異なるのか、と言ったところを私なりに調べて書いていきます。
ネタバレについては露骨なものは避けていますが、児玉さんのことを書くためバレ要素が含まれています。バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いいたします。
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児玉まりあ文学集成
| 作品名 | 児玉まりあ文学集成 |
| 作者 | 三島芳治 |
| 1巻初版発行日 | 2019年4月25日 |
| ジャンル | 青年、学園、恋愛 |
| 発行 | リイド社 |
| レーベル | トーチコミックス |
「三島芳治」さんによる、学園もののマンガ『児玉まりあ文学集成』。
読みは「こだままりあ・ぶんがく・しゅうせい」。
ジャンルは学園ものであり恋愛ものでもあります。
「これは児玉さんが笛田くんに文学講義を行いながら 高校生活を謳歌するお話です」
単行本の帯には上記のとおりに書かれています。このとおりの内容です。
今回はメインキャラクターである「児玉まりあ」について扱っていきます。
「児玉まりあ(こだま・まりあ)」は文学部です。文芸部ではありません。
もちろん女子生徒。
「笛田実(ふえた・みのる)」は文学部に入部希望をしている男子生徒です。
彼は文学部に入部希望をして、第一話時点で1年ちかく、毎日のように児玉さんから出される入部試験に落ち続けていて、未だ入部できていません。
姿が変わる?
児玉さんはたまに「姿」が変わります。
基本的には「白髮」(マンガは白黒ですので白としましたが、金髪や銀髪の可能性もあります)ですけど、たまに「黒髪」になります。
基本的には「ストレートの長髪」ですけど、たまに「ボブヘア」になります。
例えば、第五話「盲目の文学」(1巻98ページ)、第九話「アーマーモデリング」(2巻45ページ)、第十八話「エンド オブ 文学」(3巻105ページ)で、黒髪ボブカットの児玉さんが登場します。
黒髪ボブヘア児玉さんが描かれるときは、ほぼ、「顔」はわかりません。
作者さんがわざと顔がわからないように描いています。
髮や横顔が描かれてはいても顔の真正面からはなかなか描かれず、読者は物語がだいぶ進むまで、真の彼女の全容はわからずにいました。
なぜか?
なぜ、児玉さんの姿が変わるときがあるのでしょう。
白髮(金髪・銀髪かも)ストレートロングヘアのときと、黒髪ボブヘアのときの違いは何か。
どうして変わるのか。
私の外見を自分の理想像どおりに訂正して
第五話「盲目の文学」(1巻99ページ)より
その上で楽しんでるの 私にふり回されるのを
引用部は児玉さんが語っています。
誰のことを話しているかと言うと……
彼は目がわるいの
第五話「盲目の文学」(1巻99ページ)より
眼鏡がないと教科書も読めないし人の顔もぼんやり
でも面倒がって眼鏡は持ってきてない
だから彼は 別の目で視ているの
……当然ながら笛田くんです。
つまり彼は目が悪いから、世界を、児玉さんを、彼の都合の良いビジュアルにしている。
そのビジュアルがマンガでは描かれていて、笛田くん視点で私たち読者は彼女のことを見ている。
そういうことになりそうです。
ナレーションも基本は笛田くんですから、私たちは彼のフィルターを通して『児玉まりあ文学集成』の世界を見ていると言っていいでしょう。
最初からずっと歪んでいるのですよね、私たちの目に入る作品世界は。
児玉さん的には?
笛田くんの都合のいいビジュアルにされていること、それを当の児玉さんは良いことと考えているのでしょうか。
私なら嫌ですけど。私は私なので。
笛田君の妄想が私を守ってるの
第九話「アーマーモデリング」(2巻42ページ)より
逆なのですね。
引用部から、彼の妄想があってこそ私は私たらしめている、とさえ彼女は思っていそうです。
一話から好き合っているだけあります。
さらに、児玉さんがあの姿かたちになっている理由は、笛田君の都合だけでそうなってはいないことが、第二十六話「まりあ誕生」で、彼女自身の口から明らかにされます。
彼女側の理屈もあるという感じです。
ネタバレ的な意味で、これはここに書いてはいけないことと思います。
どういうことかを知りたい方は、26話が収録されている4巻をぜひご覧になって、確かめてください。
まとめ
まとめます。
三島芳治さんの漫画『児玉まりあ文学集成』の「児玉さん」の姿が変わることがある。
白髪(金髪・銀髪の可能性あり)ロングヘアのときと、黒髪ボブヘアのときがある。
それはどうしてか。どういう理由からか。どういう理屈か。
それは笛田君の理想像が反映されているから。
本来は黒髪の方で、彼の理想像が白髪(?)の方。
児玉さんは彼が自分をどのように見ているか知っていて、しかもそのことを嫌がっていない。それどころか彼の妄想が自分を守っているとさえ思っている。
彼女自身にも姿が異なる事情があるのだが、それは26話を読んでみてほしい。
というのが、私なりの解釈と感想でした。
本文に書いたことは、あくまでも私の個人的な意見や感想、解釈でしかありません。単なる一意見ですので、参考程度におさえてご覧になってください。
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ということで、今回の記事はここまでになります。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。


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